ブログ

冷やしたらいいの?温めたらいいの?

2024.8.29

日々の診療の中で、患者さんからたくさんの質問を受けるのですが、その中でも比較的多くいただく質問が
温めたら良いの?冷やしたら良いの?というものです。

ヒトは生きている以上、代謝を行います。代謝によって常に熱が作られています。さらに、体を動かせば、運動エネルギーが発生しますから、
その運動エネルギーは必ず熱になりますし、摩擦によっても熱が発生します。

ヒトの体はタンパク質でできています。タンパク質は熱に弱く、そのため体の中に発生した熱は、
捨てなくてはなりません。体温の維持や熱による破壊を防ぐためです。ヒトの体には熱を捨てる仕組みが
たくさん備わっています。
代謝が正常で、低体温などの異常がない限り、熱を捨てることが生理的であると言えます。
なので、基本的には冷やしていただきたいと思います。

では、温めてはいけないのかというと、そういうわけではありません。
温め方が問題になります。カイロや電気毛布などで、外から加熱するような温め方はしないでください。
加熱するのではなく、自分の体温が逃げないように、保温をしてほしいと思います。
保温をして、体温が逃げないようにして、局所を冷やしてほしいのです。
ただ、お風呂に入って温まることはかまいません。湯気になって熱を奪うので、ズキズキ痛むような
状態でなければ、正しい入浴方法で温まってください。

冷やすときは、必ず氷水を使ってください。保冷剤などのゼリー状のものではなく、氷水です。
冷やす場所や時間などは、その症状によりますので、ここでは一概にいうことは難しいです。
当院では、アイシングの指導も行っておりますので、是非ご相談ください。

お問い合わせ

お電話でのお問い合わせはこちら

045-901-7722

診療時間
【平日】10:00-21:30(昼休みなし)
【土曜】9:00-15:30
休診日
日・祝
住所
〒225-0011
神奈川県横浜市青葉区あざみ野2丁目1−1 B1

ネットからご予約はコチラ